マインドセットとは?

最終更新日:2025.11.01/作成日:2025.10.26
現実を作る根源の思考
人生を創るのは「あなた」ではなく、「あなたの思考」です。
無垢な体験を起点として、強化された信念で循環するループに到る流れは、こんな表現になります。
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「無垢な体験」→「解釈や捉え方(意味づけ)」→「信念(フィルター)」→「信念群=マインドセット(世界観)」→「新たな体験を彩り、さらに信念を補強する循環へ」
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マインドセットとは?
現実を彩る「解釈と捉え方」
人生とは「現実の解釈や捉え方」による彩りです。
「解釈や捉え方」とは、「具体的な場面での意味づけの行動」を指します。
それは、目の前に来る現実を「どう解釈するか」「どう捉えるか」によって、「素晴らしい人生」にも「苦しい人生」にも、成り得るということです。
解釈や捉え方の正体
解釈や捉え方とは、「ものを見る角度や洞察する深さのフィルター」を通した結果であり、その「フィルターの癖」とは潜在意識に存在する「個々人の自我のプログラム」です。
フィルターの癖とは、幼少期から繰り返す体験の影響で「強化された信念」の様なものです。
フィルターがつくる「信念」と「体験」
例えば、頑張ったあとに、ある一つのフィルターを持っている人は「どうせ報われないよ」と解釈したり捉えたりしますが、反対のフィルターを持っている人は「これで報われるわ」と解釈したり捉えたりします。
つまりは、「解釈や捉え方」が変わると 現実の体験が変わるのです。
フィルターが変わると現実が変わる
なお、信念強化されてバイアスのかかった解釈や捉え方で苦悩している人が、ゼロリセットで信念をフラットにした途端に、その苦悩が消えたり、それがどうでも良くなったり、その体験の意味が変わったりすることは、ほぼ100%起こります。
この意味は、一つのフィルターがフラットになっただけでも、人生は少し改善するという事です。
そして、フィルターは一つだけではなく、通常は何十個も存在しています。
その何十個の塊の信念群のことを「マインドセット」と言います。

「マインドセット」とは何か
氷山の下にある信念体系
「マインドセット」とは、「解釈や捉え方の背景にある、より広い信念体系・価値観」を指します。
「氷山」に例えると、表に見えるのが「解釈や捉え方」で、水面下の大きな土台が「マインドセット」です。
一文で示すと、「マインドセットが解釈や捉え方を生み、解釈や捉え方が現実を創る」となります。
発生の順番
なお、「解釈や捉え方」と「マインドセット」の発生順番は、先に「無垢な心での体験から色付けた解釈や捉え方」が生まれ、次に「それら複数の集合体としてのマインドセット」が生まれます。
ですが、マインドセットが出来たあとは、それ以降の全ての解釈や捉え方はマインドセットに準拠したものとなり、マインドセットが人生を彩るようになります。
これは、ゼロリセット・フェーズ1で解説してきた「感情と信念」の関係と同じです。
無垢な心の状態で人生で初めて怒られて悲しくなったなら、この「悲しみ」と「私は怒られた」という体験が合体して、「私は怒られる、だから悲しい」という潜在意識のプログラムが出来上がり、それ以降は、そのプログラムが体験の度に自動で動きます。
信念群=人生の「砦」
そして、その信念の集合体こそが、あなたの人生の「砦」であり、この砦の「修繕・解体・開放」に対応しない限り、人生は本質的に変わらないということです。
なお「砦」とは、決して悪いものではなく、当たり前に「あなたを守ってきたもの(守護想念)」です。
ゼロリセットの世界では、ネガティブな感情や、ネガティブな信念や、反発する人格も、全て「当時のあなたを守ってきたものですよ」と述べています。
幼少期の小さな弱い存在のあなたは、その当時に、「特殊な解釈や捉え方」をしなければ、生きてゆけない環境にいました。
その果てに作られたものが、あなたを守る「砦」であり、砦はあなたの中の「全ての守護想念」を生み出す根源的な「コア想念」です。
砦の本質と役割
砦は「当時のあなた」を守りましたが、意識が進化成長して大人になったあなたにとっては、おそらくは、もはや砦は不要であり、「特殊な解釈や捉え方」をせずとも、この世界に対応できるようになっている筈です。
ですが、砦がある事で、むしろ「この世界への歪んだ対応」をする事となり、その結果として「生きづらさ」を感じていると思います。
マインドセットを作り変えるとは?
フィルターをフラットに戻す作業
なお、マインドセットを作り変えるという作業とは、ひとつひとつの「解釈や捉え方(強化された信念)」をフラットに戻してゆく作業の連続であり、徐々に砦のパワーを弱めてゆくという事です。
マインドセットの中にある全てのフィルターがフラットになったなら、どんな事象が起こるでしょうか?
全てのフィルターがフラットになったとき
それは、人生が「まるで違うもの」に変わるという事です。
マインドセットが変わると、人生が変わるわけですが、人間は気づかないレベルで少しずつ改善しています。
苦悩こそが人生を進化させる
苦悩は「変化のサイン」
実際には、「今は問題無いがさらに快適な人生にしよう」と考える予防医学の様な思考よりも、「今の辛い問題を解決しよう」と考える対症療法の様な思考が動くわけです。
その前提で、辛い苦悩を改善しようと努力をするわけです。
つまり、人生がより快適な方向に向かうキッカケは、実は「苦悩」であると言えます。
その次には、別の苦悩がやってきて、さらに快適な方向に向かう努力をします。
苦悩を超えて「本当の目的」へ
そうやって、「自分の癖(自我のプログラム)」を超えて、少しずつ「何の為に生まれて何がしたいのか(本当の私の目的)」に向かっているのが人生です。
そして、最終的に「本当の私の目的」に到達する人は、おそらく人類の半分ぐらいは居るのであろうと感じます。
マザーシップの教えと人生の目的
自分軸で生きるか、他人軸で生きるか
それは、以前にも書いている「自分軸で生きるか(自己責任)」「他人軸で生きるか(他者依存)」という、違いであると思いますが、その違いも、マインドセットから立ち上がる信念群で作られています。
もちろん、人生の目的に到達するであろう人達も、到達時期はそれぞれで、30才で到達する人も居れば、80才で到達する人も居るわけです。
ですから本質的な人生を謳歌する意味において、気づいた人達への必要な教えを提供する場として、マザーシップではスクールを運営しています。
あなた本来の世界へ
あなたは、何の為に生まれて、何がしたいのですか?
砦を超えた先に現れる「あなた本来の世界」へ。
その最初の一歩は、今の苦悩に「ありがとう」と言うことです。
全てに感謝です。
関連リンク
◆関連文章:「ゼロリセットの世界観」…思想の基礎
◆次に読む:「心のレベルと人間関係」…実生活への投影へ
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