生き辛さとは

「幸せが分かる人生」と「幸せがよく分からない人生」。
その違いを決めているのは、あなたの知識や努力ではなく、0〜5歳の「愛着」だったとしたら…?
人生の基本的信頼は「0〜5歳」の親との関わりで培われます。
この時期に、安定した愛着が築けると、「幸せがわかる人生」が当たり前になります。
逆に、愛着不具合が起こると、その後の人生に「生き辛さ・執拗な承認欲求・自己否定・孤独感」などが根付いてしまい、「どこか幸せが分かりづらい」という領域にとどまります。
下記に生き辛さを感じやすい場面を示します。
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生き辛さを感じやすい典型場面とは?
① 人間関係で「何をしても満たされない」
●好かれたい、褒められたいのに、どこかで「どうせ無理」と思っている。
●親密になると急に不安が大きくなり、距離を取ってしまう。
●信頼できない相手ばかり引き寄せる。
→ 愛着不具合の典型的な表れ。
② 頑張っているのに、なぜか心が報われない
●仕事で結果を出しても、達成感より虚しさが残る。
●認められても「まだ足りない」と思い続ける。
●休んでも気が休まらない。
→ 自己価値を感じるベースが築かれていないため、何を足しても空洞感が埋まらない。
③ ポジティブになろうとするほど苦しい
●感謝を頑張って言おうとしても心が追いつかない。
●ネガティブを無理やり隠してしまい、いつか爆発する。
●ポジティブ思考の教えが逆にプレッシャーになる。
→ ネガを許さずにフタをしてしまう「ムリポジ」の典型。
④ 同じ問題が何度も繰り返される
●恋愛パターン、職場トラブル、親との葛藤など。
●相手が変わっても同じ結末になる。
●「なんでまた…」と自分を責めてしまう。
→ 信念と未完了の感情が繰り返しのシナリオを作っている。
⑤ 何もしていない時に湧く漠然とした不安感
●休みの日にじっとしていられない。
●楽しい事をしていても心の奥がザワザワしている。
●誰かと居ないと安心できない。
→ 幼少期の「愛着不具合の原型」が未消化のまま残っている。
⑥ 過去を手放せない、未来が怖い
●あの時の一言、一瞬の出来事を思い出して苦しくなる。
●将来が不安で「失敗しない準備」にばかり時間を使う。
●「今」に安心できない。
→ 過去の未完了の心情と未来への投影が心を縛っている。
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なお、ゼロリセットは苦悩を作り出すネガティブな信念を見抜いてゼロにする事で、フラットな心に戻してゆくメソッドです。
ですが、苦悩をゼロにしても、心がフラットにならない人が居ます。
これは苦悩の他に「生き辛さ」というものがあり、それは信念が作り出しているものではないからです。
苦悩は「信念」が作り、生き辛さは「愛着不具合」が作ります。
以下に、安定した愛着と、愛着に不具合がある場合の人生の進み方の違いを示します。
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< 安定した愛着を獲得した者の人生シナリオ>
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(1)0〜5才 愛着形成期
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★生み出される心情:
親に見てもらって「愛されている私がいる」
★学ぶもの・育つもの・影響:
親の温かい関わりから無条件の愛を受け取り、安心と信頼の安全基地を獲得する
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(2)5〜18才 ポジ信念構築期
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★生み出される心情:
何があっても「私は大丈夫だ」という安心感
★学ぶもの・育つもの・影響:
失敗しても支えてもらえる経験を積む事で自己肯定感が育ち、挑戦を肯定できる
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(3)18〜30才 自己実現準備期
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★生み出される心情:
前向きな「自分を試したい」が切り開く活路
★学ぶもの・育つもの・影響:
健全な親離れから自分軸で自立し、安定した人間関係の中で社会に貢献し始める
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(4)30〜50才 社会貢献期
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★生み出される心情:
「誰かの力になれる」喜びから見つける幸せ
★学ぶもの・育つもの・影響:
信頼の人間関係を築き、貢献と自己成長が一致し、苦悩さえ必要であったと得心
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(5)50〜60才 成熟継承期
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★生み出される心情:
「得たものを皆にあげる」というバトンパス
★学ぶもの・育つもの・影響:
自分の経験を次世代に伝える事が喜びとなり、子ども・後進・社会へ恩送りする
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(6)60〜70才 人生統合期
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★生み出される心情:
満ちた心で全てを手放し「私は幸せだった」
★学ぶもの・育つもの・影響:
過去を肯定し、人生を安心して締め括り、愛情と感謝に包まれ、心豊かに老いる
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< 愛着不具合が発生した者の人生シナリオ>
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(1)0〜5才 愛着不具合期
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★生み出される心情:
「私を見て」が叶わず、悲しく満たされない
★学ぶもの・育つもの・影響:
愛されない原点が生まれ自己破壊を学ぶ(母親は毒親系、父親はエディプス系)
※「生き辛さ」の素材が作られる
※人生の三大危惧の1番目
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(2)5〜18才 ネガ信念構築期
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★生み出される心情:
「どうして愛してくれないの?」という疑念
★学ぶもの・育つもの・影響:
自分責めをする「自己破壊信念」が育ち、親の愛情不足を自己責任にすり替える
※「苦悩」の素材が作られる
※信念の強弱は、「愛着不具合の重さ」と「体験の痛さ」の掛け合わせで決まる
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(3)18〜30才 ネガ信念強化期
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★生み出される心情:
「やっぱり私は愛されない」という強い確信
★学ぶもの・育つもの・影響:
自己否定をするクセが習慣化し、恋愛や人間関係で不安定なパターンを繰り返す
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(4)30〜50才 毒の吹き出し期
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★生み出される心情:
「誰か私を認めてよ」という執拗な承認欲求
★学ぶもの・育つもの・影響:
やり場のない無力な抵抗を繰り返しても、得られぬ承認が人間関係の葛藤を作る
※人生の三大危惧の2番目
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(5)50〜60才 毒に飲まれる期
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★生み出される心情:
「どうする事も無理だ」という苦しみの限界
★学ぶもの・育つもの・影響:
苦悩が習慣化して虚無が心を蝕み、依存や破壊的関係が病気や対人問題で顕在化
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(6)60〜70才 シナプス途絶期
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★生み出される心情:
「すべてを忘れてしまいたいの」という衝動
★学ぶもの・育つもの・影響:
記憶抹消願望が脳のシナプスを途絶し、通常より早い認知機能低下を引き起こす
※人生の三大危惧の3番目
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ゼロリセット講座のフェーズ1では、5才~18才に作られるネガ信念について、比較的軽い信念の人と、なかなか根深い信念の人が居ました。
この信念の強弱は、「愛着不具合の重さ」と「体験の痛さ」の掛け合わせで決まる事が分かっています。
故に、ネガ信念が根深い人は、重たい愛着不具合を持っている可能性があります。
なお、優しい親との関わりが健やかで、人生の最初から安定した愛着を獲得する人は、様々な研究の結果、おおよそ50%の人だと言われています。
そして、残りの50%の人は、どこか愛着不具合を抱えているということです。
ゼロリセットの講座では、「人類の半分は幸せが分かる人で残りの半分は幸せがよく分からない人です」と説明してきました。
つまりは、愛着が安定しているか、愛着に不具合があるか、それが「幸せ」を分けてきたと言えます。
では、愛着不具合があったら、幸せになれないのかといえば、そうではなく、そこに気づいた所から、セルフノウイングを使った「解放」を行ってゆくことで、「生き辛さ」が消えてゆきます。
そこからご自身の決意に応じて、幸せの基軸が変わってゆくと言えます。
人生の基本的信頼を定義する愛着。
あなたの愛着は、安定してますか、それとも不具合を抱えていますか?
ゼロリセットは「愛着不具合」を解放する叡智です。
お役に立てれば幸いです。
以上
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