自分を知れば心が軽くなる。
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ゼロリセット®とは

8/自我の私と本当の私

「私」の中に居る二つの私。

それは、「自我の私(自我さん)」と、「本当の私(本当さん)」。

自我さんは、私と同じ年齢で、今回1回限りの命です。

本当さんは、大体数千年間生きている魂そのもので、永遠に死にません。

若い自我さんは善悪のジャッジが好きで、好々爺の本当さんは無条件の愛が好き。

誰かが私に酷いことをしたのなら、自我さんは「ふざけんな」の気持ちで、本当さんは価値観の違いを受け止めて相手を尊重しています。

私の中で自我さんと本当さんが分離して、ジャッジと愛の選択の葛藤をします。そして、葛藤の末にジャッジか愛のどちらかを選択して、その結果、「本当はどうしていたら良かったのだろう?」と自問します。

誰かが何かの事柄を起こした時、繰り返さないように対策を考えるのは自我さんで、どうしてやってしまったのだろうと気持ちを考えるのは本当さん。

自我の私と本当の私

自分が突飛な行動をした際、大多数の人からは「こんな場面でこんなことするなよ」と怒られて落ち込みます。そして、極少数の人からは「どうしてこんなことしたの?」と気持ちを聞いてもらい安堵します。

目的を達成したら嬉しいのは自我さんで、在り方で幸せを感じるのは本当さん。

物量があれば満足するのは自我さんで、知ることで満足するのは本当さん。

何故なら、物量を獲得しに生まれてきたのではなく、自分を知りにきたから。

物量はあの世に持って帰ることは叶わず、知り得たものこそ本当さんを進化させます。

私たちは存在としての本質的な進化をする為に生まれてきました。

エゴを使うなら自分が安心することを喋り、愛を使うなら相手が安心することを喋ります。

ムリポジもエセポジ(※)もしない時の私が素の私。

素の私が、無自覚で下記のどちらをやってしまうのか、それを理解するのも自分を知ること。

自我の私と本当の私

  •   傲慢・謙虚
  •   冒涜・尊重
  •   利己・全体
  •   効率・効果
  •   横暴・礼節
  •   無礼・感謝

かつては、目的達成型でイケイケな自分に満足していたのに、やがて、そこに虚しさを感じるのは、本当さんが自分の在り方をできてない嘆きがあるから。

私たちは、ひとりひとりのプログラムとして、時間をかけて、或いは瞬間的に、自我さん主体で生きる時代から本当さん主体で生きる時代にシフトします。

本当さんは、今回の人生で心からやりたい事をシナリオに書いて持ってきています。

「愛」にまつわる素晴らしい体験をしたいのが、本当さんの目的です。(2/人生の目的を参照)

ですが、自我さんはそのことを知りません。

よって、生まれてから刷り込まれたものが自我さんの目的になってしまいがちです。

お金をもうけたり、地位や名誉を獲得するのが目的だと刷り込まれたら、自我さんはそのように勘違いします。

しかし、本質的な目的は、本当さんが持ってきた「愛の学び」なのです。

つまり問題は、自我さんは自由に動けるけど、本当さんは自力では動けないということです。

そのことに自我さんが気づき、本当さんが1人では成し遂げられない愛の領域に向かわせる協力をすることを、『「自我の私」と「本当の私」の二人三脚』といいます。

その領域に入り、本当さんの願いを自我さんが叶えてあげるなら、たった1人で24時間365日80年間ずっと幸せの状態にあり続けます。

私を幸せにしてくれる人は、この世界のどこかにいると思っていました。

そういう人達も少数ながらいますが、多くの人達は24時間365日80年間ずっと幸せにし続けてくれる人はこの世にいません。

そうではなく、「私が私を幸せにしてあげる」ことができるとんでもない仕掛けがここにあったわけです。

人生は何かを手放し、何かを獲得することの繰り返しです。

それは、常に新しい心の磨き方を修得することの繰り返しということ。

より良い磨き方を得たのなら、さらにどんどん心はキレイになります。

それこそが、「私」がわざわざ産まれてきてやりたかった事。

シンプルに言えば、ジャッジは苦しみを生み出します。

もう終わりにしたいなら、ジャッジしている自分に気づきたいと決意して、明日目覚めてみましょう。

嫌いだった雨が降っていても、雨が嫌いな自分に気づいたら、

雨でも「まーいいか」と思えるのはどうしてでしょう?

それは、あなたがあなたを知ったからです。

全ての出来事は何かが良くなる為に起こるのです。

祈ります。

 

次へ(9/自分を生きる)

 

※ムリポジとは、ネガティブな状態に落ちたことを認知しているのに、それを外に出さないように笑顔を作ること。エセポジとは、「絶対にネガティブになってはいけない」ので、ネガティブに落ちそうな瞬間に、その状態からフォーカスを切り、まったく別の思考にして、ネガティブに落ちないようにすること。

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