はじめに(代表者のひとり・中川角司より)

万物には意識があり、あらゆるものは意識の働きによって生まれています。
「私」という存在もまた、多層的な意識の調和によって成り立つ生命のひとつです。
私の中のさまざまな側面――光と影、強さと弱さ、愛と恐れ――を理解し、受けとめてあげたとき、それまで分離していた内なる世界がひとつに結び直され、心は静けさの中心へと還っていきます。
もしそこに「問題」と感じていたものがあったとしても、理解と共感の光が差し込むとき、それは自然にその役割を終え、静かに溶けていきます。
感情もまた、私の内なる意識の一部です。
その感情を否定せず、やさしく理解してあげると、ネガティブに見えていたエネルギーが穏やかに整い、心の中に静かな調和が訪れます。
ゼロリセット®の世界で出会う「私の中の意識体」とは、感情、信念、主人格、他人格、自我の私、本当の私――それらすべてを指します。
それぞれが生命の声を持ち、私を通して体験と成長を重ねています。
ゼロリセット®を使って頂く際に私が願うのは、長く心に重みを感じてきた人が、少しでも笑顔を取り戻していただけること。
さらに、「私じゃダメ」と思っている人が、「私でいい」とやさしく頷けるようになること。
そして、進めないと感じていた人が、「あ、動けた」と実感できること。
ゼロリセット®は感情を静める働きを持っていますが、それは単なる癒しの手段ではありません。
その本質は、「自分の人生を本当に生きること」――つまり、「本来の自分として目覚め、愛として生きること」にあります。

ゼロリセット®は、2013年にこの世界に生まれました。
最初にこのエネルギーの流れを感じ取り、使っていたのは、私の亡くなった妻・コカさんでした。
彼女は深い慈愛と生命力に満ちた人でしたが、2013年9月22日、突然に心臓が止まり、たった3分間で静かにこの世を去りました。
翌朝、肉体を離れて17時間後、失意の底にいた私の前に、光の存在として現れ、教えてくれたのが「ゼロリセット®」です。
悲嘆(グリーフ)にくれていた私でしたが、悲嘆が噴き出す度にゼロリセット®を実践すると、なんとその場で噴き出した分の悲嘆が静まり、心の波が穏やかになりました。
もちろん、遺族の悲嘆は人生で最も深い悲しみの一つです。
心が完全復活するまでには3か月を要しましたが、悲嘆の度にゼロリセット®を実践することで、心の痛みが少しずつ穏やかに整い、再び息を吹き返すように癒え続けていったのです。

その後、完全復活した私は遺族の会に参加し、苦悩している多くの方々に出会いました。
私と同じ悲嘆という領域を抱えながらも、なんと「年単位」で苦しみ続けている人が大勢いたのです。
「自分が3か月で回復できた方法を、他の遺族にも届けたい。」
そう願い、教えてもらったゼロリセット®を体系化し始めました。
けれど出来上がったゼロリセット®の講座は、実際には遺族の方々よりも、日常の中で生きづらさを抱えている多くの方々へと広がっていきました。
これまでに延べ4千人の方々が講座を受講され、その中から300人を超えるトレーナーが生まれました。
ゼロリセット®のテキストは英語版も作成し、その思想は国や文化を超えて、静かに共鳴を広げ、世界各地にゼロリセット®が広がりました。
現在は、再婚した中川美智子と二人で「マザーシップ(母船)」という場を運営すると共に、グリーフケアや意識の成熟をテーマにした活動を続けています。
美智子さん自身も、結婚目前にパートナーが急逝し、激しい悲嘆の中でハードルを乗り越えてきました。
私と同じプロセスを体験された美智子さんと出会った事には、深い意味を感じています。
ゼロリセット®の世界は、「ありのままの自分を受け入れ、すべてを許す生き方」です。
心がふっと軽くなり、あなたという存在がどれほど尊く、愛そのものだったのかを思い出すでしょう。
ぜひ一度、この静かな世界に触れてみてください。
あなたの中の光が、再びやさしく息づき、世界を照らしはじめますように。
―― ゼロリセット®代表 中川角司&美智子
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